ベストセラー小説の書き方まとめ スティーヴン・キング『書くことについて』

スティーヴン・キング『書くことについて』を読みました。
感想としては、小説を書いている人は読んだ本がいいと思います。
逆に一度も書いたことない人にとっては、面白くないのではないでしょうか。スティーヴン・キングファンの方は別です!(あの作品の裏話やサクセスストーリーが丁寧に書かれています)
私もこれを読む前に、小説を初めて書いてみました。
なるほどと理解できるところが多々ありました。
もし書かずに読んでいたら、おそらくスティーヴン・キングが言いたいことが伝わってこなかったと思います。
小説を書いてみたいという人は、一度書く苦労を知ってからこれを読むと理解度が増すでしょう。
備忘録として、小説の書き方を勉強がてらまとめておきたいと思います。

書くことについて スティーヴン・キング

11ページ 『無駄な言葉を省け』
世の文章読本のほとんどが戯言を詰め込みすぎている。
小説家は総じて自分が何をしているのかを理解していない。
何がよくていいものを書けたのか、何が悪くていいものを書けなかったのか、わかっていない。
だから、その本が短ければ短いほど、戯言も少なくなるということになる。

仰るとおり!
書こうと思えばダラダラ書いてしまうんですね。
原稿用紙100枚ぐらいのものを書いてみようと始めたら、あっという間に100枚になってしまう。
しかも起承転結でいうところのまだ”承”という具合で困ったもんだと破り捨てたくなった。
それで、起を読み返したら、この情報いらないよねとか、この後このキャラ出てこないぞなど脱線が多いことに気づく。
これは書かなければ気づきません。
無駄な言葉を省け!削れ!

43ページ 『いいアイデアは……』
いいアイデアは、文字どおりどこからともなく湧いてくる。
ふと目の前に現れたときに、それに気づくことである。

いざ書こうと思っても書きたいことなんてそんなにないことに気づく。
でも、何かを見つけて書こうと思ったとき、その脳がやっと働き出す。
書こうと決めて、毎日の仕事を離れて、一歩引いた目線になると、アイデアはいくらでも転がってることがわかる。
アイデアがない人は、書く決心すらしてないのでしょうね。
仕事でいえば、プロジェクトを成功させる決心がないのです。
決めちゃえば色々目に飛び込んできます。引き寄せの法則みたいなもんだ。

86ページ 『母は私が作家を目指していることを知っていたが』
生計を立てるために教員資格をとったほうがいいと主張した。
「おまえはいずれは結婚するわけだからね、スティーヴン」と、母は言った。「ひとり者には、セーヌ川を見降ろす屋根裏部屋も悪くないけど、世帯を持って子供を育てるとなると話は別よ」

編集者の方と話をしたら、純文学なら芥川賞、エンタメ作家なら直木賞をとるまでは仕事を持っていたほうがいいとのことです。
あとは、ひきこもっちゃダメ。人との関わりをなくすとよくないと言ってました。
まさに、スティーヴン・キングの場合は母がその編集者の役目だったわけだ。

94ページ 『妻のタビーの果たした役割は決定的に大きかった』
トレーラーハウスの洗濯室で、私はひたすら小説を書きつづけた。
妻がその時間を無駄なものだったと言っていたら、私の心は確実に折れていただろう、
だが、妻はただの一度も懐疑的な言葉を口にせず、当然のことのようにひたすら私を励ましてくれた。
新人作家が処女作を妻または夫に捧げているのを見ると、私の口元はいつもほころぶ。
”わかってくれているひとがいるのだな”と思うからだ。
ものを書くというのは孤独な作業だ。
信じてくれるものがいるといないとでは、ぜんぜんちがう。
言葉に出す必要はない。
たいていの場合は、信じてくれているだけで充分だ。

成功者には必ずこういう根拠なく信じてくれる人がそばにいますよね。
うらやましい!
そういう素敵な人を見つけて、選ぶのも才能でしょう。

167ページ 『絶対に許せないこともある。会話を説明する地の文で、副詞を使うことだ』
会話を説明する言葉としては”言った”が一番いい。
”彼は言った”と書くだけで、読者はそれがどんな口ぶりだったのかわかってくれる。

192ページ 『作家になりたいのなら』
作家になりたいのなら、絶対にしなければならないことがふたつある。
たくさん読み、たくさん書くことだ。
気にいった文体が見つかれば、それを真似すればいい。何も悪いことではない。
作家は多くの本を読み、それと並行して、絶えず自分の作品に手を加え、純度をあげていかなければならない。

たくさん読んでないことを後悔(泣)
なんで十代のあの有り余る時間の時に本を読まなかったのか・・
もしこの記事を読んでる十代の方がいるなら、絶対に読んで!
十年後、それが君を助けるから!

207ページ 『仕事場に入るときには、』
仕事場に入るときには、その日の目標を決めておいたほうがいい。
はじめのうちは目標を低く設定しておかないと、達成できなかったときに悔いが残る。
とりあえずは、一日千語あたりがいいと思う。
週に一日は休んでもいい。だが、それ以上は駄目だ。
それ以上休むと、ストーリーが間延びしてしまう。
目標を定めたら、それを達成するまで、ドアを開けないと自分に言い聞かせる。

やると決めたら、”了”まで書きなさい!
デートも後回しだ!

209ページ 『何を書いたらいいのか』
書きたいことを書け!

210ページ 『ジャンルについては』
自分が読みたいと思っているものを選んでいれば、大きな失敗はないだろう。

212ページ 『本を買いたいという気持ち』
おおよその場合、ひとに本を買いたいという気持ちを起こさせるものは文学的価値ではない。
飛行機の中で気楽に読めるかどうか、読み出したらとまらなくなるかどうかである。
それを可能にするのは、作中人物の行動や言葉や周囲の状況に対する共感だろう。
そこに自分自身の人生や信条に重なるものがあれば、読者は作品に感情移入することができる。

216ページ 『小説は三つの要素から成り立っている』
ストーリーをA地点からB地点へ運び、最終的にはZ地点まで持っていく叙述、読者にリアリティを感じさせる描写、そして登場人物に生命を吹き込む会話である。

書き終えたら、
一番の問題は、ストーリーが首尾一貫しているかどうかということだ。
ストーリーのなかで繰り返し現れるものは何か。それはよりあわさって、テーマを形づくるだろうか。
言葉を変えるなら、”つまり何が言いたいんだ”ということだ。
こういった意識の底にあるものをより鮮明にするためには、何をすればいいのか。
大事なのは、読者が本を閉じ、書棚に戻したあと、しばらくのあいだその頭と心に余韻が響くことだ。
メッセージや教訓を恩着せがましく押しつけることではない。
大事なのは余韻を響かせることであり、そのために求められているのは、自分が何を言おうとしているかをはっきりさせることだ。

他にもメモをとったところはたくさんありました。
気になった方は、ぜひ スティーヴン・キングの『書くことについて』を読んでみてください。
オススメです!

Pocket

脚本の書き方
かわいい!コス