日本人の誇り 書評

日本人の誇り 藤原 正彦 (著) を読みました。

藤原氏といえば、ベストセラーの「国家の品格」を執筆された方だが、
また素晴らしい本を書いてくれた。

この本を読み終えたとき、私の胸に広がったのは、
希望だった。

東日本大震災があった日、私は新宿にいた。

高層ビルからおびただしいほどの人間が外に出てきて、
道路には人があふれた。

私は一瞬にして、ここでパニックが起きたら大変だなーと、
人の波に巻き込まれないように、遠目から彼らを伺っていた。

しかし立て続けに起きる地震に悲鳴こそあっても、
誰かが我先に逃げようとするものなど見当たらなかった。
その冷静さをみて、恐怖心と不安は薄れていく。
そして各会社の指示のもと、避難先に向かい、彼らはぞろぞろと歩き出した。
中には会社に平気で戻るものもいた。
秩序を乱すような者は、走っている車も含め、私は確認できなかった。

一方、ふと目につくのは、外国の観光客たちだ。
顔面蒼白で不安そうに茫然としている。
外国の子供などは親にしがみついている。
それに気づいた日本人の会社員が笑顔を浮かべ、
「オーケー。大丈夫」と声をかけた。
わけが分からないといった顔を浮かべた外国人だったが、
そのぞろぞろと列をなして歩く会社員たちの後に続いて、
避難先の中央公園へと向かっていた。

私は、日本人はモラルが低下した。
そんな風に思い込んでいたが、
この震災で分かったことは、それでも日本はまだ世界からみたら
賞賛されるほどのモラルは残っていたことだ。

日本人の道徳心は、世界のニュースを駆け巡った。
それに希望を見出した日本人は多かっただろう。
日本の常識が世界を驚嘆させた。
しかし驚いたのは、日本人の方だったのではないだろうか。
なぜなら、当たり前すぎたからだ。

この日本人に脈々と流れる、価値観や常識、道徳心。
これはどこから流れているのかと考えれば、単純に私たちの過去にある。
過去といっても、自分たちだけの浅い歴史ではない。
過去何十代にもさかのぼって、脈々と流れる日本人の和の精神。
どうしてこんなに世界を驚嘆させるほどの日本の心を築けたのか。
それは日本人が築き上げた歴史を理解しなければいけない。

それをこの本は丁寧に、右も左もない中立の歴史観で教えてくれる。

教科書でしか歴史を学んだことがない人にとっては驚きの連続だろうが、
これが日本の歴史の真実なのである。

なんとなく自国に対して劣等意識を持ち、自虐史観の多い日本人。
そんな日本は世界からどう思われているのだろうか。
自分たちが卑下するような国だから、この震災で、
「ざまあみろ!」と言った国があっただろうか。
一部の隣国と宗教を除いてほとんど聞こえてこなかった。
むしろ多くの国が心配し、応援し、祈った。

なぜ、嫌われ者のはずの日本が、世界150か国からも支援を受けたのだろうか。

震災で日本を支援した国々

なぜ、名前さえも聞いたことないような小国が支援を申し出たのだろうか。
これが世界でも未曾有の災害で、悲惨なものだったからだけか。
それとも支援を受けるのは当たり前なのだろうか。

違う。
こうして日本が世界から支援を受けられる理由にも歴史があるのだ。
その多くを、なぜか私たちは知らない。
いや誰も知らせてくれない。
本当におかしな国なのだ。

その真実の歴史の積み重ねを無視して、
とにかく過去を否定し、日本人たる誇りを捨てようとする教育、メディアに、
いい加減、NOと日本人は声を上げよ!

民主党の支持母体、日教組にはNOと声を上げよ!
真実を隠すマスコミにNOと声を上げよ!

これから日本は復興しなければいけない。
再興するためには、これからの日本人を育てなければいけない。
それは日本人としての誇りを失うような教育の撤廃。
そして、憲法を日本人の手で日本人のためにきちんと制定し、
自国は自分たちで守るという当たり前の国家になることがなにより大事になってくる。

これが日本の再起、再生の近道になる。
と、著者の藤原正彦氏も、日本人の誇りを取り戻す三つの課題だと
この本で言っています。

まずは、大人も含めて、正しい歴史を認識すること。
なにも難しいことはない。

なぜ自分は日本人なのかと、一度や二度考えたことがあるだろう。
その延長に、日本人とはなんぞや?と思うはずだ。
それを探す気で、読み進めれば、すんなり本の内容ははいってくる。

そして、なぜ日本人は世界から嫌われてると自分が信じ込んでいるのか。
なぜ中韓から卑劣な民族と勘違いされ、それを当然のように信じ込んでいるのか。

この本を読めば、次第にマインドコントロールが解け、
日本人としての誇りを取り戻し、
勇気が出て、自信を持ち、笑みがこぼれ、日本人として胸を張って生きたいと思うだろう。

なぜ日本人はいつもなんとなく不安なのか。
その疑問の答えは、嘘ものの歴史観を植え付けられたせいだ。
身と心が噛み合わず、精神が安定しないのは、
自分たちのルーツに疑問を自然と感じているから。
アイデンティティの基礎がぐらんぐらんだから、いつまでたっても不安なのだ。

この本で真実の歴史を学べば、
きっとあなたの精神は安定する。
安定すると、人は優しくなり、笑顔になる。

日本人必読の一冊としておすすめしたい。

歴史を知らなければ、未来は見えない。
歴史を知れば、希望を見出せる。

日本人よ、今こそ目を覚ませ!

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