今こそ、学問のすすめ

学問のすすめ 現代語訳 福沢諭吉を拝読。

いつの時代にも通用する名著である。
そして我々、現代の日本には耳の痛い言葉が綴られている。

今一度、日本再建のために我々は先人の言葉に耳を傾けるべきだ。
歴史を知らぬ者に、今を理解することはできず、未来を見ることはできない。

諭吉先生は言う。
『ひどい政府は愚かな民が作る』

今の政府を考えてみよう。
一言に、ひどい。それも、ひどすぎる。
私は一度も民主党に票を投じたことはなく、頑として批判してきたが、
やっと国民は自分たちの選択ミスに気づいた。
そして去年は、批判に次ぐ批判が国民の間に渦巻いた。
しかし今年はそんな気力さえそぎ落とされるほど、
失望するのは目に見えてる。
すでに国民の間では、批判する気にもなれず、
政府を信用せず、自主的に日本再建の道を模索し、動き出しているものがいる。
いや、亡国の道を受け入れようと諦めムードの人もいるかもしれない。
これは、非常に悪い兆候だ。
今こそ、サッカーの日本代表のように団結力が必要な時代に、
皆がバラバラに動き出す。
日本の底力は、団結力なのに、
そのよささえ、無くそうとする我が国の首相の国家観に
知らず知らず愚民は振り回されてる。

こんな政府、政治、日本に誰がした?

諭吉先生のお言葉を読み解けば、
「はい。私たちです。」と言わざる得ない。

諭吉先生は言う。
『世の中で学問のない国民ほど哀れで憎むべきものはない。
知恵がないのが極まると恥を知らなくなる。
自分の無知ゆえに貧乏になり、経済的に追い込まれたときに、
自分の身を反省せずに金持ちを恨んだり、甚だしくなると、
集団で乱暴をするということもある。
これは恥知らずであり、法を恐れない行為である。
世の中の法律を頼りにして、身の安全を保って社会生活をしているに関わらず、
依存するところは依存しておきながら、
都合が悪くなると自分の私利私欲のために法律を破るヤツがいる。
矛盾していないだろうか。』

まさに今の日本人の縮図を言い当てている。
情けない。
100年以上成長していないどころか、堕落しているのではないだろうか。

『もしも、国民の徳の水準が落ちて、より無学になったら、
政府の法律もいっそう厳重になるだろう。
法律が厳しかったり寛容だったりするのは、
ただ国民に徳があるかないかによって変わってくるものである。』

徳というものが今の日本人には求められている。
では、徳はどうやったら身に付くのか。

『大事なことは、人として当然の感情に基づいて、
自分の行動を正しくし、熱心に勉強し、広く知識を得て、
それぞれの社会的役割にふさわしい知識や人間性を備えることだ。』

ただどこかの会社に属して、限られた時間を働き、いやいや納税していても
国はよくならない。
国の平和と安定をよくするためには、
国民一人ひとりの人間性、徳の水準を上げていくこと。

諭吉先生は知っていた。
『学問がなく、物の道理も知らず、食って寝るしか芸がない人間がいる。
無学のくせに欲は深くて、ぬけぬけと人を騙して、法律逃れをする人間がいる。
自分の責任というものも果たさず、子供は生むけれども、
その子供をきちんと教育するというやり方も知らない。
その子孫が繁栄したとすれば、この国の利益にはならず、
かえって害をなすものとなろう。』

これは、
親が死んでも、黙って年金の不正受給をするような国民がいることを
言い当てている。
こんなことをしてるのは私の親世代、団塊の世代あたりだろうか。
我々、若輩世代から見ると、ここらへんがどうしようもない人たちである。
学生運動をいまだに引きずり、自虐史観からも抜け出せず、
それでいて、私欲の利益は追求し、
高度経済成長やバブルなどいいことは自分たちだと言い張り、
悪いことは戦争を始めた親たち、そして甘ったれの若者たちと責任転嫁する。
権力を持ったらそれにしがみつき、無責任に他者を非難する。
おっと、まさにどこかの総理や元官房長官に当てはまるのは偶然だろうか。

そもそも諭吉先生の言葉で誰もが知っている
『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』とは、
差別のない、みんな平等だよー、なんて生易しい言葉の意味ではない。
諭吉先生が言いたいのは、
『人は生まれたときには、貴賊や貧富の区別はない。
ただ、しっかり学問をして物事をよく知っているものは、
社会的地位が高く、豊かな人になり、
学ばない人は貧乏で地位の低い人になる、ということだ』
つまり、生まれた時はみな同じさ。
しかしそのあとは、自分次第で格差が生まれるのは当然である、と理解できる。
よく学び、努力した人間と、学ばず、努力もしない人間は同じではない、と
はっきり言っている。

だいぶ長々と綴ったが、これで本の20ページの内容が含まれている。
まだまだ諭吉先生の厳しいお言葉は続く。

ぜひ、謙虚に自分は愚民であると受け止め、
この「学問のすすめ」を一読してほしい。
そして実践し、変えていこう。
それが日本再建の近道に繫がる。

日本国民よ。徳を求めよ。徳を極めろ。
隣国のような愚かな国に成り下がるな。
私たちならできる。

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