デフレの正体とは何だ?

デフレーション(deflation)とは、物価が持続的に下落していく経済現象を指す。
その原因は、少子高齢化がまねいた、
とこの本「デフレの正体 経済は「人口の波」で動く 」はどうやら言いたいようだ。

私は読んでいて、かなり早い段階で疑問を感じた。

しかし本の帯には、著名な方が推薦している。
池上彰が「目からウロコ。具体的な数字で現実を斬る爽快」
山田真哉が「常識だと思っていたことがいとも簡単にひっくり返された」
小飼弾が「この本が2010上半期新書ナンバー1」と絶賛されている。
多少、彼らを信じてこの本を買ったが、本当に信じていいのだろうか。

まず、私はデフレの国が日本以外にあるのか調べてみた。
といっても、この本を検証するために、また本を買うほど
金も時間も余裕がないので、ウィキペディアで調べたら、
あさっり下記の地図が出てきた。

World Inflation rate 2007

紫色:デフレ状態
紺色:0 – 2%
水色:2 – 5%
緑色:5 -10%
黄緑色:10-15%
橙色:15%-25%
赤色:25%以上
CIA調べ、調査年度は国ごとに異なる

紫色が、デフレ状態ということで、
どうやら、デフレの国は、我が国、日本。
そして、アメリカ、中国・・
おっと、色弱を発揮して紫が読み取れない。。。

ということで、ソース元のCIAで「Inflation rate」を検索
下記の結果が出た。

インフレ率

なんだかマイナーな国の中に、日本が堂々の7位。
あと、知ってる国は、3位のアイルランド、9位のドミニカ、
マイナス率じゃないが、13位のキューバ、あたりだろうか。
上記の地図で紫色のアメリカは、33位で、インフレ率が1.40。

さて次に、デフレの国で、少子化の国はどこだというのが問題だ。
世界の少子化事情を調べると、下記結果が出てきた。
WHOで最新のがあるようだが、大量のpdfから探すことができなかった。
というかすぐに諦めたので、
MEMORVAというサイトの結果を拝借させてもらう。

世界の少子化ランキング
世界の少子化ランキング2

あれれ?
日本より少子化の国が、デフレじゃないんじゃないか??

どういうことだ?
そうか。
デフレは、少子高齢化が原因らしいな。
そうか、高齢化か。
と再度調べてみたが、うまいこと参考になりそうなデータが出てこない。

うーん。
私は、ない頭を振り絞って考えてみた。
その結論は、
この本の言う通り、少子化だから、デフレなのではなく、
デフレだから、少子化になったのではないかと思う。
その方が私にはしっくりくる。

しかし、この本は売れているし、レビュー評価も高い。
私は勘違いしてるのだろうか。
もう一度読み返すべきか。
うーん。
デフレの正体が分かるはずが、分からない。
みんなが納得できたのに、私は納得できない。
自分の読解力のなさに愕然となる。

そこであることを思い出す。
地球温暖化と二酸化炭素の因果関係の時もそうだった。
データの見方とは人によってどうやら違うもので、
温暖化が先か、二酸化炭素が先かでずいぶん意味合いが変わる。
私があのデータを見たかぎりでは、
地球が暖かくなって、二酸化炭素が増えているように見えた。
つまり、地球温暖化の因果関係は、二酸化炭素じゃないことになる。
しかし、温暖化の原因は二酸化炭素と言っている人も多い。
彼らには二酸化炭素が増えたから、地球温暖化をまねいているということになる。
こういったように、データの読み取り方は人それぞれなのだろう。
おそらく。
私は素人で、経済学者でもなければ、科学者でもないのでよく分からない。

だが、とりあえず私たちを苦しめるデフレの正体を知りたければ、
「デフレの正体」と銘打っているこの本を読んでみればいいと思う。
そして疑問を感じれば、自分で調べるとよいだろう。

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